胸部レントゲン写真に「AI診断」を導入しました

院長の水野です。

昨今、様々な分野でAI(人工知能)が導入されています。

「医療AI」とは、AI(人工知能)によって医療の質の向上を目指した取り組みのことで、ゲノム医療、診断(たとえば問診、画像診断)、治療(たとえば手術支援、治療計画の立案)、医薬品開発、介護など、利用領域は多岐にわたります。特に進んでいる領域は、AIによる画像診断支援です。

当院でも1月より胸部レントゲン写真のAI診断を導入しました。

すでに肺炎や気胸の診断に役立っております。

また患者様への説明にも使えるのでとても使い勝手がいいと感じております。

右のレントゲンは一つの例ですが、肋骨に重なり見つけにくい腫瘤影をAIが指摘してくれています。同様に気胸や結節/腫瘤影や浸潤影も指摘してくれて見落とし防止を支援してくれます。

AI診断を導入することにより医師単独で診断する場合と比べて、病気の検出率が9.95%向上するという報告もあります。

今後も、当院は『最新の医療』を提供し続け、皆様に最善の治療を提供していきたいと考えております。

レントゲン写真1
レントゲン1のAI診断