院長の水野です。
本日はフレイルとロコモティブシンドロームについてお話します。
最近、この言葉をよくテレビなどで耳にする機会も増えました。
「フレイル」とは高齢になり心身の機能が衰えて、寝たきりなどの要介護状態になる前の段階のことを言います。
ここで簡単にできるフレイルチェックをご紹介します。 下の項目で1-2項目当てはまればフレイル要注意、3項目以上当てはまればフレイルの疑いありとなります。
▢ 6ヶ月で体重が2-3kg減った ▢ 疲れやすくなった ▢ 筋力(特に握力)が低下した ▢ 歩くのが遅くなった ▢ 身体の活動量が減った
フレイル予防の三本柱は「栄養」、「運動」、「社会参加」になります。
「栄養」 ① 主食(ご飯、パンなど)、主菜(お肉やお魚)、副菜(サラダ、小鉢など)を揃えましょう ② 食事は1日3食しっかりと食べましょう ③ 積極的に肉や魚、大豆食品を食べましょう ④ お口のケアも忘れずに
「運動」 ロコモを予防しよう!~ロコトレ~ ① 片足立ち 左右一分間ずつ、1日3回やりましょう 転倒しないように必ずつかまりながらやりましょう ② スクワット 1セット5~6回 1日3セット 支えが必要な人は机に手を付きながらやりましょう 出典:ロコモチャレンジ!推進協議会
「社会参加」 1日に1回は外出をしましょう。おしゃべりも楽しみましょう。 「通いの場」や地域の活動に参加するのもおすすめです。
「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」や低栄養などがきっかけで「フレイル」を招く恐れが高く、 「フレイル」の予防、改善にはロコモ対策が大切です。 ロコモを予防するためには、からだを動かして脚や腰に適度な刺激を与え、下半身・筋力を維持させることが大切です。