生まれつきの心臓や血管の問題のために手術を受けたり経過観察となっている方が、成人となった後でも専門的診療を受けることができるのが、「成人先天性心疾患外来」(Adult Congenital Heart Disease: ACHD外来)です。当院ではこの外来を新たに立ち上げることを決断し、2024年1月より名古屋市立大学成人先天性心疾患センター副センター長である板谷慶一准教授に外来担当(第3火曜日の午後、完全予約制)していただきます。先天性心疾患にまつわる患者様の問題や悩みに対して専門医が丁寧に診療いたします。当院で施行できない検査に関しては、名古屋市立大学病院(瑞穂区)や名古屋市立大学医学部附属東部医療センター(千種区)などと連携を密にし、同じく先天性心疾患治療の経験のある院長も加えチームで診療を行っていきます。
完全予約制となりますので受診希望の方はお電話にてお問い合わせください。
主な対象疾患
- 成人先天性心疾患(中学生以上を診察しております)
- 先天性心疾患があり経過をみられている方の処方・検査
- 先天性心疾患の定期フォローが途切れている方の精査
- 小児期に先天性心疾患の手術が行われている方
- 成人後に初めて先天性心疾患と診断された方
- 先天性心疾患がある方で妊娠分娩の相談をご希望される方
対象とする先天性心疾患:心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、房室中隔欠損症、動脈管開存症、大動脈縮窄症、ファロー四徴症、完全大血管転位症、エプスタイン病、肺動脈狭窄症、肺動脈閉鎖症、先天性大動脈弁狭窄症、大動脈弁二尖弁、総(部分)肺静脈還流異常症、先天性僧帽弁弁膜症、単心室症(および類縁疾患)、フォンタン術後、その他